【2024最新】美味しいおすすめの業務用炊飯器｜家庭用との違いを解説

イベントや飲食店では大量のごはんが必要になるため、家庭用炊飯器では間に合いません。そんなときは、業務用の炊飯器を使うのがおすすめです。家庭用炊飯器は大型のモデルでも10合炊きが限界ですが、業務用モデルなら2升以上の大量のごはんが炊けます。

しかし、業務用の炊飯器は本体サイズが大きいため、設置場所に困るケースも多くなります。また、値段も高いため使用シーンに合った適切なモデルを選ぶことが重要です。

そこで本記事では、業務用炊飯器の種類や選び方について解説します。業務用炊飯器と家庭用炊飯器の違いや、レンタルする際の注意点などについても説明しているので、業務用炊飯器を使いたいと思っている方はぜひ参考にしてください。

業務用炊飯器はガスが主流なので、家庭用炊飯器より強い火力が出ます。

家庭用炊飯器は電気が主流で、業務用炊飯器はガスが主流です。ガスは電気よりも火力が強いため、1度にたくさんのごはんを炊く必要がある業務用に向いています。

火力が高い炊飯器ではごはんに芯が残らないので、ふっくらした美味しいごはんを炊けます。また、ガス以外の業務用電気炊飯器についても、家庭用モデルに比べると火力がとても強いです。

業務用炊飯器の炊飯量は10合・20合・30合が主流です。よりサイズが大きいものだと、最大55合のお米が炊けるモデルもあります。

飲食店やイベント時では大量のごはんが必要になりますが、家庭用炊飯器では5.5合～10合が限界です。一方、業務用炊飯器は最大55合のお米が炊けます。家庭用炊飯器を複数台買うよりも、費用を抑えられ場所も取りません。

電気炊飯器はコンセントさえあれば使えるのが特徴です。電気炊飯器はガス炊飯器に比べて美味しくないといわれていますが、技術が進歩しているので電気炊飯器でもごはんを美味しく炊けます。

内釜の種類でも炊きあがりが変わるため、味にこだわりたいのであれば内釜の種類を重視してください。内釜の特徴としては鉄が最も美味しいとされていますが、銅や厚釜でも鉄に近い炊きあがりになります。

また、電気炊飯器にはマイコン式・IH式・圧力IH式の3種類の炊飯方法があり、それぞれ炊き上がりが異なります。それぞれの特徴については下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ガス炊飯器は電気炊飯器よりも火力が強いため、ごはんがふっくらとして美味しくなります。ガス炊飯器は炊飯器の中でガスを燃やし、その火力で炊飯を行います。蒸らし時間が必要になりますが、火が消えるまでは20分程度と早くごはんが炊き上がるのはメリットです。

ただし、ガスを使用するためガス管の近くでしか使用できません。もちろんガスが使える環境なら問題ありませんが、イベントなど屋外で業務用炊飯器を使用する場合はガスが使えないこともあるため注意が必要です。

お米を美味しく炊きたいなら、ガス炊飯器がおすすめです。

業務用炊飯器ではたくさんのごはんを炊く必要があるため、基本的にガス炊飯器を選ぶのがおすすめです。お店の場合は味にこだわりたい方も多いので、美味しいごはんを炊けるガス炊飯器を選べば間違いありません。しかし、お店やイベント会場によってはガスの使用が難しい場所もあります。

ガスが使えない場所では、電気炊飯器を使いましょう。電力さえ確保できれば使用できるため、屋外などでも使いやすく、置き場所が制限されません。電気炊飯器を使っても、内釜の素材にこだわったり炊き方を工夫したりすれば、ガス炊飯器に引けを取らない美味しいごはんが炊けます。

家庭用の10合炊き炊飯器に必要な設置スペースは横幅・高さがそれぞれ30cm程度、奥行きが35cm以上です。一方、業務用の20合炊き炊飯器のサイズは横幅45cm程度、高さ・奥行き35cm程度のため、それ以上の設置スペースが必要になります。

炊飯器によっては高さや奥行きがもう少し大きい場合もありますが、家庭用と業務用の炊飯器で大きく変わるのは横幅です。

ここからは炊飯器を選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際に炊飯器を購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• 炊飯器の購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して炊飯器を選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

たった2つのチェックを怠ると失敗する確率がグッと上がります。

業務用炊飯器の炊飯量は10合・20合・30合から、最大55合まであります。

本記事を読んでいる方は業務用炊飯器をお探しの方じゃと思いますので、家庭用炊飯器の容量については省略します。なお、炊飯器の容量は「合」で表され、1合はお茶碗大盛り（200g）で2杯分、コンビニおにぎり（100g）4個分にあたります。

家電選びはなんとなくメーカーで選んでしまいがち……なんて方も多いですよね。

結論、メーカーは聞いたことがあるものから選べば問題ありません。

アンケートでは、「購入時に気にしたこと」の3位がメーカーであったのに対し、「実際は気にしなくてよかった」の1位としてもメーカーがあがっていました。

「気にしなくてよかった」でメーカーを挙げた方の意見としては、

• 毎日使っていたら違いは気にならなかった（30代男性・会社員）
• 必要な条件が揃っていれば、メーカーはこだわりがいらなかった（30代女性・専業主婦）
• どこも保証は付いていた（40代男性・会社員）
• 形状・機能性などはどこのメーカーも似たり寄ったりだった（30代女性・会社員）

などがありました。

メーカーごとに強みはあれど、機能性や価格帯は加熱方式や容量によって決まるため、聞いたことがあるメーカーを選んでおけば、保証も充実しているので大きく失敗する恐れはありません。

それでもやっぱりメーカーで選びたい！という方は、記事の後半で業務用炊飯器を取り扱うメーカーを紹介しています。下記のボタンから飛べるので、気になる方は先にチェックしてみてください。

（赤字部分は既に解説済み）

毎日使用する方も多いからこそ、お手入れの手軽さは使い勝手に影響します。実際の使用感は使ってみないとわからないため、口コミを参考に以下を確認しましょう。

• 使用毎に洗わなければいけないパーツがいくつあるか
• つけ外しの構造は複雑でないか、ワンタッチで装着可能か

炊飯器は最もシンプルなものでも、内釜と内蓋の2つが使用毎のお手入れの対象です。

ただし製品によっては、上記2つに加えて1,2個都度お手入れが必要なモデルがあります。特にスチーム搭載モデルは蒸気口のパーツが余分についたり、圧力IH式は構造が複雑なものも多いです。

つけ外しが簡単なものは、パーツが1つ増えてもそこまでストレスに感じませんが、つけ外しに手間取るものは、毎日使っているとかなりのストレスになってきます。実際のところは使ってみないとわからないことも多いため、口コミでお手入れに関する苦悩がないか確認しましょう。

加熱方式である程度炊き上がりの食感は決まってしまいます。

ただし、自炊頻度が高く、気分や献立によってお米の固さ食感を調節したい方には、炊き分け機能がついたモデルがおすすめです。

銘柄炊き機能が付いているものなら、お米の銘柄にこだわりがある方も、その違いを存分に楽しめます。

業務用炊飯器にも炊き分け機能付きのモデルはありますが、数は多くありません。

調節ができると普段は柔らかめが好みの方も、カレーやハヤシライスなどのメニューはかために炊いたり、

小さな子やご高齢の方はふっくらやわらかめ・大人はしゃっきりかためなど、別々に炊飯して冷凍保存しておいたりと、

いつでも好みにあった炊き加減が楽しめます。

アイリスオーヤマの製品には50銘柄に対応した「銘柄炊き」搭載モデルもあります。各銘柄を最適なコースで炊き上げる、実際には6パターンほどの炊き分けですが、銘柄のうまみを最大限に楽しみたい方におすすめです。

調理機能はケーキ作りや低温調理に興味がある方におすすめです。ただし、業務用炊飯器になると調理機能付きのモデルは少ないです。

近年では煮込み料理に以外に炊飯器を使用したレシピも多く、通常の炊飯以外に

• パンやケーキの調理機能
• 低温調理機能
• 無水調理機能

いずれかの専用モードのみにしか対応していないレシピもあります。

調理機能がついているとお菓子作りのほか、炊飯〜主菜・副菜作りまで全て炊飯器に任せることができ、家事の手間を減らせます。

通常の炊飯はまとめて炊いて冷凍保存しておけば、いつもはご飯を炊いている時間に、おかず作りまで済ませられるので、夕食作りの時短になります。共働きの家庭はもちろん、お迎えやお子さんの相手に忙しい専業主婦（夫）の方にも嬉しい機能です。

デザインは配置場所と普段の生活スペースが離れている場合は、そこまで気にする必要ありません。アンケートでは機能性には満足しているが、唯一気になることとしてあげるなら〜といった立ち位置で「デザイン」をあげる声が目立ちました。

炊飯器は白または黒色が多く、上位機になるほどフォルムもゴツいものが多いです。また、黒色の炊飯器は白に比べてほこり汚れが目立ちやすいため、お手入れがマメでない方は白色のものを選ぶのが無難です。

また、シンプルなデザインは取っ手やしゃもじ置きが付かないこともあります。日常的に使用している方は、なくなると小さなストレスに感じるので注意です。

毎朝3食分のお米を炊く方は保温性もチェックしましょう。最長24〜40時間の保温機能がついたものもあり、朝炊いても夕食時に炊き上がりのような美味しさを味わえます。東芝や象印は特に保温に強い製品が多いです。

保温機能のなかには庫内の温度を下げる程度しかないものも。湿度センサーやスチーム機能付きなら保温性に優れています。炊いたごはんの水分が蒸発することによる保温時のパサツキや乾燥を防ぎます。

炊飯後、1食で使いきらない方は保温性能の充実性で選ぶのもおすすめです。

実際に使用してみないとわからない使い勝手は口コミサイトやSNSの使用者の声を参考にしましょう。

お手入れの手軽さ同様、どうしても製品のスペックを見るだけでは想像しにくいことも多いです。

タッチパネル式は一見スマートですが、使用してみると案外操作が難しかったり、炊き上がりの音が大きくてお昼寝中の小さなお子さまが起きてしまったり、と実際の使用環境でのイメージが湧きやすいです。

日常的に玄米や雑穀米・麦ごはんを食べる習慣のある方は、専用コースを搭載しているモデルがおすすめです。タイガーやティファール製品は専用コースの炊き分けが充実しています。

ミネラルやビタミン・食物繊維など栄養豊富な玄米などの健康米は、通常の炊飯モードで炊くとボソボソとした炊き上がりになります。専用コースがあれば、いつも通りメモリに合わせて水を入れるだけで匂いや固さが気にならずに美味しく食べられます。

また、無洗米を使用するご家庭も無洗米モードがあると焦付きやふきこぼれを防げます。

炊飯器の内釜の素材・コーティング材は炊き上がりの美味しさが決まります。ただし30,000円以下の製品はコストの関係上、内釜の素材自体はそれほど工夫がない部分です。

• 10,000円を切るマイコン式は、より内釜が厚いもの
• 30,000円以下の場合はコーティング材（プラチナや炭素が◎）
• こだわりが強い方は好みに合った内釜の素材

を注視しましょう。3つの要素をそれぞれ解説します。

内釜は厚みがあればあるほど、高温性を維持できたり、加熱ムラを防げたりします。IH式に比べ加熱ムラが生じやすく、価格帯的にコーティング剤も気持ち程度の厚みしかないので、内釜の厚みのみ気にすればOKです。

コーティング剤は、プラチナやダイヤモンドなどの炭素を使用していると、水の水素イオンに変化を加えることで、ふっくら甘みのある炊き上がりが期待できます。また遠赤外線は、蓄熱性を高め高温維持に役立ちます。

▶︎【早見表】内釜の素材と特徴

どの素材が一番いいということはなく、目的によって採用する素材が異なります。

高級炊飯器はこれらの内釜にコストの大半をかけているものも多いです。IH式や圧力IH式の場合、低コストで複数の材質を混ぜあわせた多層釜が使われていることが多いです。

鉄釜や土鍋は重みがあり、また、本炭釜と土鍋釜は落とすと割れやすいので優しく取扱いましょう。

業務用炊飯器を主に取り扱っているメーカーはリンナイとパロマです。

リンナイにはスタンダードやシンプルタイプから、より釜にこだわり20通りの炊き分け機能が付いたハイグレードタイプのαかまど炊き・涼厨まで、豊富な種類があります。

パロマの業務用炊飯器はシンプルな機能で使いやすく、お米の美味しさを閉じ込めながらスピーディーに炊き上げるのが特徴です。また、家庭用炊飯器の主要メーカー「タイガー・象印・パナソニック」でも20〜30合炊き炊飯器の取り扱いがあります。

家庭用炊飯器の代表メーカーについては下記で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてください。

ネットワーク機能は主要メーカーの場合、パナソニックとタイガーの一部モデルに搭載されています。

パナソニックでは、出先から炊飯時間の予約や変更ができたり、収穫年に合わせて炊き分けしてくれたり、頻繁に使う炊飯コースを登録できます。

タイガーではAmazon Alexaと繋いで、残りのお米が少なくなったら自動でネット注文してくれたり、3日以上炊飯していなければ離れた家族に通知してくれたりと、買い物の手間から遠くに住む家族の見守りまでをサポートします。

これから飲食店を始める場合、設備を整えるためにはかなりの費用がかかります。業務用炊飯器は家庭用炊飯器に比べると価格が高めです。そのため、イベント時だけ業務用炊飯器を使いたい場合は、購入するよりレンタルした方がお得です。

先述した通り、業務用炊飯器には電気式とガス式があり環境が違うとレンタルしても使えません。そのため、ガス式・電気式の確認は必ず行ってください。

また、炊飯量は1升～5.5升まで数種類に分かれています。大は小を兼ねると適当に決めると、大きすぎて置けない可能性があります。サイズと炊飯量もきちんと確認して、ニーズに合ったモデルを選びましょう。

業務用炊飯器にもさまざまな種類があり、環境に合わせて最適な業務用炊飯器を選ぶのが大切です。ご飯を保温器に移し替えるのが面倒なら電子ジャータイプ、美味しさにこだわるならガスで炊ける業務用炊飯器などシーンに合わせて最適な1台を見つけてくださいね。