炊飯器はタイガーと象印どっちがいい？｜まずい？違いやおすすめモデルを紹介

炊飯器はどこのメーカーがいいのか迷いませんか？種類もたくさんあってどれを選べばいいのか悩みます。しかし、各メーカーの特徴を把握しておくと購入時に悩まず、炊飯器選びがスムーズにできます。

そこで、まずチェックしておきたいのがタイガーと象印です。さまざまなメーカーがある中でも、タイガーと象印は特に人気の高い炊飯器メーカーとして知られています。今回はそんなタイガーと象印の違いを、機能や特徴・メリット・デメリットなどを比較して見ていきます。

炊飯器を購入する際に出てくる「タイガーと象印の炊飯器どっちがいい？」「パナソニックなどのメーカーとの比較が気になる」といった疑問についても解説。今持っている炊飯器でご飯を炊くとまずいと感じている方やタイガーと象印と迷う方は、おすすめの炊飯器や一押し商品の3合炊きの炊飯器などをぜひ参考にしてください。

炊飯器を選ぶとき、タイガーと象印のどちらにしようか迷う方も多いのではないですか。続いては、タイガーと象印の炊飯器の特徴を比較していきます。どちらの炊飯器も高機能であるのは変わりませんが、それぞれに特徴が異なります。どういった点に注目するのかも考えながら、どっちがいいのか比べてみてください。

まずはタイガーの炊飯器について見ていきます。内釜の特徴やさまざまな機能性、口コミや評判もチェックしていきます。

タイガーの炊飯器で注目しておきたいのが「本土鍋釜」です。陶器に釉薬をかけて焼き上げ、タイガー独自の技術により誕生した内釜になります。全体にムラなく熱が伝わるだけでなく、遠赤外線効果でふっくらとしたご飯に炊き上げられるのです。一方、釜自体が重いというデメリットがあります。

タイガーでは熱封土鍋コーティング9層遠赤特厚釜や熱封土鍋コーティング5層遠赤特厚釜といった内釜を採用。熱伝導率のいいかまどコーティングを上部に、蓄熱性の高い土鍋コーティングを下部に備え温度差を生み、強い炊飯力を生み出します。

上位モデルになるごとにコーティングの層が増え、土鍋釜に近い炊き上がりになります。炊飯の質にこだわりたい場合はコーティングの層にも注目して見ましょう。

タイガーの土鍋炊飯器は「おひつ保温」を搭載しています。おひつとは、ふっくら炊き立てごはんのおいしさをそのままキープするごはんの入れ物です。多くの炊飯器は長時間保温していると乾燥してきますが、おひつはごはんの水分を調節するので、おいしさをキープできます。このおひつの機能を活かした「ハリつやポンプ」によって、ふっくらおいしいごはんの保温が可能です。

また、内ぶたには親水加工を採用していますので保温時には水分の膜を張り、しっとり保温ができます。保温しているごはんの劣化を防ぎ、炊き立てのおいしいごはんを長く保温できるので、いつでもおいしいごはんが食べたい方にもおすすめです。

玄米やもち麦、雑穀、さまざまなメニューを搭載した炊飯器が多いのもタイガーの魅力です。お好みに合わせて多種多様な炊飯を楽しめます。特に注目すべきがGABA増量メニューです。

4〜5時間程度の時間をかけ、じっくりと玄米を炊飯し、酵素を促しGABAの含有量を40%アップさせます。疲れの軽減などを期待できるGABAが豊富な玄米を気軽に食べたいときに便利です。

新品の炊飯器は省エネを推進するために「エコ炊き」モードに設定されています。保温時に通常より低い温度で保温されるため、温かいご飯が食べたい人は解除しておきましょう。

次に象印の炊飯器について見ていきます。同じく内釜の特徴や機能性、口コミや評判もチェックしていきます。

象印の炊飯器は、内釜に南部鉄器を使用しているのが特徴です。土鍋に着目したタイガーに対して象印は南部鉄器を採用し、理想の炊き上がりに近づけました。南部鉄器は蓄熱製が高いのが特徴。じっくりとお米に熱を通し、甘くもちもちとした仕上がりにできます。

代表的な象印の内釜は豪炎かまど釜や鉄器コート豪熱羽釜です。炊飯器業界で初めて鉄を練り込んだ豪炎かまど釜は、ステンレスとアルミで挟んで熱伝導率や蓄熱性のアップを実現。遠赤外線とプラチナナノ粒子を組み合わせたプラチナコートを施し、ご飯の甘みを引き出すのに成功しました。アルミやステンレスはIHと相性がいいため、発熱効率も良くワンランク上のご飯を楽しめます。

鉄器コート豪熱羽釜は表面に鉄をコーティングしているのが特徴です。胴リングWヒーターを側面につけて熱伝導率を上げ、もっちりご飯を炊き上げます。

象印の炊飯器には、長時間おいしいごはんを保温できる機能が搭載されています。「うるつや保温」を搭載している炊飯器は最大30時間、「極め保温」を搭載している炊飯器は最大40時間保温可能です。

象印独自の構造の断熱フレームは、うるおいと熱を逃がしません。さらに「うるおい二重内ぶた」によって必要な水分が逃げないようになっているので、長時間もちもちのおいしいごはんを保温できます。

そのほかに、温かいごはんを保温できる「高め保温」もあり、保温機能が充実。自分にあった保温を選びたい方におすすめです。

炊き分け圧力機能を搭載し、好みに合わせて最適な炊き上がりになるのも魅力です。最大で121通りの炊き方調整が可能。お米の銘柄に合わせた炊飯ができます。

「わが家炊き」機能がついた炊飯器なら、ご飯の感想を入力すると好みの味に近づくように自動調整が行われます。使い続けると自分の家の味を作れるのが嬉しいポイント。玄米・雑穀米・麦など穀物の種類に合わせたメニューも豊富です。

使用している内釜により、炊き上がりが異なるのがタイガーと象印の大きな違いです。ふっくら食感のご飯がお好みの方はタイガー、もっちり食感なら象印の炊飯器がおすすめです。タイガーと象印はそれぞれに異なる機能を持ち合わせているので、その点も比較して選ぶようにしてください。

気になるのがタイガーの炊飯器に対して「まずい」といった口コミです。しかし、どのメーカーの商品でも個々の意見があり、必ず「まずい」といった表現は出てきますが、全体評価としては美味しいといった意見が多いです。

タイガーと象印は2大シェアを誇るメーカーですが、単純に売り上げで比較すると象印に軍配が上がります。この2社は古くから炊飯器を開発しており、技術力・ブランド力に置いて他社の追随を許しません。おいしいご飯が食べたい人は、どちらかの炊飯器を選んでおけば間違いないでしょう。

炊飯器を選ぶ上では、メーカー以外の項目も重要なポイントになります。続いては、炊飯器の選び方についてチェックしていきます。どのような点に注目して炊飯器を選べばいいのか把握しておけば、効率的に選べるようになります。

炊飯器には、マイコン式、IH式、圧力IH式、スチーム式、ガス式の4種類があります。

1. マイコン式：内釜の底面からヒーターで熱を通すのが特徴です。リーズナブルな価格で手に入れられるのが嬉しいポイント。IH式は内釜全体に熱が入るので、炊きムラをなくせます。
2. 圧力IH式：内釜全体に熱を通すのと同時に圧力を加え、ご飯の旨みを引き出します。
3. スチームIH式：高温のスチームを出して米の乾燥を防ぎ、しっとり&しゃっきりとした食感に仕上がります。
4. ガス式：直火で炊き上げるため、一粒一粒が立ったふっくらとした炊き上がりになります。ただし、ガス式の炊飯器を見かけるのは稀になっており、近年はマイコン式・IH式・圧力IH式が主流です。

象印、タイガー共に圧力IH・IH・マイコンの3種類の炊飯器を発売しています。どちらもIHをベースとした炊飯器が主力商品となっています。

炊飯器は、内釜によって炊き上がりが左右されます。タイガーは土鍋、象印は南部鉄器といったように、各メーカーによって採用している内釜の構造は異なります。タイガーが採用している土鍋釜は蓄熱製が高いので冷めにくく、炊飯時の電気代を抑えられるのが魅力です。

また、土鍋釜はじっくり米に熱を通すため本来の旨みを引き出せます。鉄釜は熱の伝わりが早いので、早炊きに向いています。銅釜は熱伝導率が高く、マイコン式でも全体に熱を伝えやすいのが魅力です。

タイガーの鉄釜は熱伝導率が高く、高温で加熱ができます。一粒一粒の旨みが際立った炊き上がりになるのが魅力です。こうした内釜の特性を把握した上で選ぶと、好みの炊き上がりに近づきます。

炊飯量は、家族の人数によって決めます。1〜2人であれば3合炊飯器で十分です。3人以上の世帯の場合は、5合を目安に選ぶといいです。食べ盛りのお子さんがいる家庭は、大容量の一升炊きの炊飯器も視野に入れる必要があります。

タイガーと象印には1升炊き〜3.5合炊きまで幅広い炊飯量のラインナップがそろっています。家族の人数を考慮に入れながら最適なサイズを選んでください。

どのような用途で使用するかによっても、炊飯器の選び方は変わります。白米だけでなく玄米や雑穀米も美味しく炊きたいときは、玄米コースや雑穀米コースのある炊飯器がおすすめです。

象印やタイガーからは玄米や雑穀米などの穀物別のコースのほか、無洗米コースやパンが焼けるコースを搭載した炊飯器も出ています。炊飯器をどのような用途で使いたいかを考慮し、最適な機能を搭載した商品を選んでください。

高級炊飯器とスタンダードな炊飯器との違いは、加熱方式と内釜です。電気炊飯器の加熱方式のほとんどは圧力IH式かIH式を採用しています。

低価格帯の炊飯器はマイコン式が多い傾向にあります。IH式は内釜全体を高い火力でムラなく温めますが、さらにそこに圧力をかけて炊くのが圧力IH式です。高い火力と圧力によってお米のうま味を引き出し、ふっくらした炊きあがりになります。内釜は熱効率にも優れたダイヤモンド竈釜や沸騰鉄釜など各メーカーで異なります。

さらに、高級炊飯器にはさまざまな機能が搭載されています。たとえば銘柄やお米の種類によって炊き方が変えられる炊き分け機能やスマホと連携し炊飯時間や炊飯設定ができるものなど細かな設定や利便性が高くなっています。

ちょっとした工夫をすれば、自宅でもワンランク上の美味しいご飯を炊けます。美味しいご飯の炊き方をご紹介するので、参考にしてみてください。

大きめのボウルに水を張り、米を入れたザルを浸します。1〜2回混ぜたら、すぐに水を捨てましょう。いつまでも最初の水を使い続けると、米から出たヌカやゴミが水と一緒に吸収されていまします。

水を取りかえたら、爪を立てて円を描くように洗米を行なってください。10回混ぜ、水を取りかえる作業を3〜4回繰り返したら洗米の完了です。

炊飯時に使用する水は、ご飯の美味しさを大きく左右します。雑味のないご飯に仕上げるために、浄水器の水かミネラルウォーターを使うのがおすすめです。ただし、硬水はお米に合わないので、軟水を使いましょう。

水をメモリ通りに入れたら、あとは炊飯器にお任せです。炊き上がったらしゃもじを使い、底から持ち上げるようにしてご飯をほぐすのがポイントです。ほぐし終わったら、器に盛り付けて美味しいご飯をいただきましょう。

タイガーと象印のほかに、パナソニック・日立・三菱・東芝などさまざまなメーカーの炊飯器があります。それぞれの機能や特徴など、ほかのメーカーとも比較して自分にあった炊飯器を選びましょう。

以下の記事では、各メーカーの違いを徹底比較して解説しています。メーカーごとのおすすめ炊飯器も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

タイガー・象印の炊飯器は有名ですが、同じくらいメジャーなのが水筒です。タイガーには、ステンレスボトルのサハラなど保冷・保温性能に優れ、飲み口の形状や容量など豊富にラインナップしています。魔法瓶で知られる象印の水筒も機能性の高さはもちろん、メンテナンスのしやすさも魅力です。

どちらの水筒もオフィスやスポーツに重宝します。タイガー・象印の水筒についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

タイガーと象印は、長年培ってきた技術により、それぞれ特徴の異なる炊飯器を生み出しています。タイガーは土鍋、象印は南部鉄器にこだわっているのがポイント。ほかメーカーも比較しながら、好みの炊飯器を探してみましょう。