【2023最新】5升炊きのおすすめガス炊飯器5選｜5升って何人分？

5升炊きガス炊飯器は、他のサイズの炊飯器に比べてご飯を炊ける量が多く、一度に数十人分のご飯を炊くことができます。そのため、飲食店のみならずイベントや給食用の炊飯器としても最適です。

しかし、5升炊きガス炊飯器は購入する人が少なくレビューもあまりないため、どの炊飯器を選んだらいいか分からない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、5升炊きガス炊飯器を販売するメーカーの特徴に加えて、ガス炊飯器の選び方についても解説します。

また、屋外でガス炊飯器を使ってご飯を炊く方法や繰り返し炊くために欠かせない炊飯器の洗い方も併せてご紹介します。大量のご飯をおいしく炊くためにも、ぜひこの記事を参考にしてください。

ガス炊飯器は、ガス栓を炊飯器と繋いでガス火で炊き上げる仕組みの炊飯器です。電気炊飯器やコンロで炊く方法よりも火力が強いので、まるで釜炊きのようにふっくらとした美味しいご飯を炊くことができます。高火力のガス火で釜全体を熱するため、短時間で炊き上がるのもポイントです。

高火力で大量のご飯が炊けるのでイベント時や業務用としてはもちろんのこと、電気を使わなくてもご飯が炊けるので災害時やアウトドアにも役立ちます。

ガス炊飯器はガスの力で短時間で炊くため、光熱費が安いのもメリットです。電気炊飯器と違い電気を使わないので電気代を抑えたい人にもおすすめします。時短と節約を両立できるため、コストと時間をどちらもカットしたい人にはぴったりです。

また、ガス炊飯器はガスさえあればご飯が炊けるので、停電時や電気が使えない環境でも活躍してくれます。災害時には頼もしい存在です。

ガス炊飯器は選べる機種や設置場所が限られます。現在のところ、ガス炊飯器の取り扱いメーカーは2メーカーのみで、選べるモデルにも限りがあります。また、高火力な分炊飯器そのものが高温になるため、設置する際は壁や可燃物と一定の距離が必要です。

ガス炊飯器は取り扱いメーカーが少なく炊飯器の種類が選べない点と、スペースの確保が難しいのがデメリットです。

一般的な一升炊飯器は20杯から25杯程度のご飯を炊けるため、5升炊きのガス炊飯器では100杯以上のご飯を炊けることになります。場所や用途によって1人あたりが食べるご飯の量は異なりますが、1~2杯程度であると仮定すれば50~100人分のご飯を炊ける計算です。

炊けるご飯の量が他の容量の炊飯器に比べて多いことから、厨房の業務用の炊飯器としてはもちろん、イベントや給食など大量にご飯が必要な場面にも向いています。

5升炊きのガス炊飯器には、LPガスと都市ガスそれぞれに対応した2種類の製品が存在します。LPガスよりも都市ガスの方がガス代が安くなります。屋内の厨房で5升炊きのガス炊飯器を使う際にランニングコストを抑えたいのであれば、都市ガスの製品を選びましょう。

ただし、都市ガスはLPガスと異なり容器に充填されていないため、屋外では使えないという欠点があります。イベント会場等の屋外で使う人は、LPガスに対応した物を選んでください。

炊飯容量が5升以上のガス炊飯器には、5升と5.5升の2種類が存在します。大きな炊飯器ではサイズよりも炊飯量の方が重要です。少しでもお米を多く炊きたい場面では、5.5升のガス炊飯器がおすすめです。

ガス炊飯器は火力が高く釜内部の温度が非常に高温になるので、火災予防条例で側面・背面は15cm以上、天井は30cm以上のスペースを取るよう定められています。炊飯器のサイズだけでなく放熱スペースも考慮しましょう。

さらに、ガスホースが届く距離かどうかやガス管の位置も確認が必要です。サイズや放熱スペースと併せて事前にチェックしてください。

大型の5升炊きのガス炊飯器は大量の熱が発生して周囲が熱くなるので、炊飯器に近づいただけで火傷する可能性があります。

5升炊きのガス炊飯器には内窯が3重構造になっている製品があり、輻射熱を抑えることで周囲の温度が上がるのを防ぎます。厨房で使う人は、周囲への放熱が抑えられるガス炊飯器がおすすめです。

また、内釜が厚いと熱を保つ効果が高く高温での炊き上げが可能です。よりかまどに近い美味しい炊き上がりを目指すなら内釜の厚みにも注目しましょう。加えて、内釜がフッ素でコーティングされていると汚れが付きにくいためお手入れが簡単です。お手入れのしやすさを重視する人は内釜がフッ素コートされているかどうかも併せてチェックしておきましょう。

ガス炊飯器には保温機能を搭載したモデルもあります。保温機能がないガス炊飯器は炊きたては熱々の美味しいご飯が食べられますが、炊いた後は容器に移して保存したり温め直したりする手間がかかります。

しかし、保温機能付きのモデルなら食べるいつでも温かいご飯が食べられるため、人によってご飯を食べる時間にバラつきがある場合や忙しい人にもぴったりです。

炊き上がり時間を調整したいならタイマー機能付きのガス炊飯器がおすすめです。タイマー機能があれば好きな時間に炊きたてのご飯を食べられるだけでなく、ご飯を炊くために時間に追われることもありません。

事前にセットしておけば任意の時間にご飯が炊けるので、忙しい時間帯に時間を有効に使いたい人にぴったりです。忙しい人や時間をムダにしたくない人はタイマー機能があるかどうかで選んでみてください。

ガス炊飯器にはご飯の炊き方を固さ別で調整したり、ご飯以外の調理メニューが選べるモデルもあります。ガス炊飯器は電気炊飯器と違って豊富な調理メニューや炊き分け機能がなく、ご飯が炊けるだけのモデルも多いです。

しかし、炊き分け機能付きやご飯以外の調理メニューが選べるガス炊飯器なら、料理のレパートリーも広がってさらに活躍します。

ガス炊飯器を選ぶ際はお手入れのしやすさも大切なポイントです。炊飯器は内釜だけでなく内蓋部分も思いのほか汚れます。使用頻度が高い家電なので、常に隅々まで清潔を保ちたいものです。

内蓋を取り外せて丸洗いができるモデルなら、毎日のお手入れが簡単で衛生的に使用できます。お手入れしやすさや衛生面を重視する人は、内蓋が取り外せて丸洗いできるかどうかを確認しましょう。

リンナイとパロマの2つのメーカーが5升用のガス炊飯器を販売しています。それぞれのメーカーの特徴について詳しく説明するので、自分の用途に合った5升用炊きガス炊飯器を選べるようにしましょう。

リンナイのガス炊飯器はお急ぎモードを使うことでご飯を20分で炊けるので、大量にお米を炊きたい人におすすめです。5升炊きのαかまど炊きシリーズでは、内窯が3重構造になっていて周囲が高温になりにくいので、厨房で炊飯器を使いたい人にも向いています。

パロマのガス炊飯器に比べて炊飯する温度が高く、1200℃で加熱することでお米のおいしさを引き出せる製品もあります。ご飯の味を重視する人にもおすすめのメーカーです。

パロマのガス炊飯器には、「炊きわざ」と呼ばれるデザイン性の良い炊飯器が存在しますが、残念ながら5升炊き炊飯器ではシンプルなデザインの炊飯器しか存在しません。しかし、価格は全体的にリーズナブルなので、業務用の炊飯器を購入する予算がない人におすすめです。

小さなガス炊飯器では炊飯メニューが充実しているものの、5升炊き炊飯器は炊飯メニューが少ないので、機能性を重視する人は小型の製品を選択肢に入れてください。

ご飯を炊いた後は、ガス炊飯器の内窯の清掃を行って再度炊ける状態にしておくと便利です。5升炊き炊飯器では、本体丸ごと清掃する事は難しいので、内窯や内蓋等の部品を分解して清掃を行う必要があります。

ご飯を炊いたばかりの状態だと内窯が高温になっていて取り出せないので、窯の内部に水を入れて容器の冷却を効率的に行います。炊飯器本体の温度が下がったら内窯と内蓋を取り外し、中性洗剤を使って残ったお米を取り除けば、ガス炊飯器の清掃が完了します。

屋外ではガスタンクがないとご飯を炊けないので、ガスタンクを用意する必要があります。イワタニのガスボンベでもご飯を炊けますが、5升炊きのガス炊飯器では容量不足なので、アウトドア用のLPガスタンクを用意した方がいいでしょう。

ガスタンクを用意したら、次はガスタンクにガス用のレギュレーターを接続します。ガス用のレギュレーターにはアウトドア用ガスカートリッジとカセットボンベ用の2種類があるので、対応した種類の製品を選びましょう。

最後に機器用のソケットとホースを使って、ガスタンクとガス炊飯器を接続します。ホースを外した時にガスが漏れるのを防ぐために、ホース用のプラグも付けてください。

5升炊きのガス炊飯器では他の炊飯器よりご飯を炊ける量が多く、炊き上がり時間も短いのでイベント時の炊飯にも役立ちます。5升炊きのガス炊飯器の選び方に加えて、屋外での使い方や清掃方法について詳しく理解し、大量のご飯を素早くおいしく炊いてください。