日立ふっくら御膳炊飯器おすすめ9選｜美味しくないって本当？口コミ・評価も紹介

おかずが美味しくても、ご飯が美味しくないとゲンナリします。美味しいご飯は日本人にとって活力の源ですよね。しかし、ご飯の美味しさは炊飯器によって大きく変わります。また、安い炊飯器より、高い炊飯器の方が美味しいご飯を炊き上げられます。

日立の圧力スチームIH炊飯器「ふっくら御膳」は、炊飯器の中でも「美味しいご飯が炊ける」と評判のシリーズです。価格的にはミドルクラスなので、購入しやすいのも嬉しいポイント。今回は、ふっくら御膳のこだわりの機能と、美味しくご飯が炊ける秘密をわかりやすく解説します。

ふっくら御膳は値段と比較しても性能がとても高く、簡単に美味しいご飯が炊けます。コスパのよさに定評のある、ふっくら御膳の魅力や口コミは必見です。

ふっくら御膳は京都の米老舗「八代目儀兵衛」のように、外硬内軟(がいこうないなん)にご飯を炊き上げるのを理想としています。外硬内軟にご飯を炊き上げるポイントは3つあります。

1. お米にストレスをかけずにじっくりと給水させる浸し
2. 加熱後に残った余分な水分を飛ばすための再加熱
3. 高温を維持したまま蒸らす

じっくりとお米に給水させたら、最高1.3気圧まで加圧して沸点を107度にまで高めます。さらにその後、スチームを利用して高温を維持しながら蒸らします。高温で加熱・蒸らしのが外硬内軟のポイントです。

ご飯を美味しく炊き上げるには高い発熱性・伝熱性・蓄熱性が必要です。内釜には鉄とアルミを合わせた多層金属を採用し、大火力と軽さを実現。高い伝熱性を持たせるのに成功しました。お米の一粒一粒に大火力の熱を伝えられます。

ふっくら御膳は全周断熱構造を採用しており、本体側にも蓄熱性を持たせています。蓋とボディに伝熱性の低い素材を採用し、熱を本体内部に閉じ込めるのです。

この構造によって内釜は軽く、取り扱いも手軽です。お米をとぐ作業も楽々こなせます。

ふっくら御膳は炊飯時に外に出る蒸気をカットできます。蒸気カットによって置き場所を選ばなくなったのは嬉しいポイントです。湿気や結露を気にせずに設置できるので、たとえばスライド式の棚の中にも置けます。

アクリルケースをかぶせた実験で、全くアクリル板が蒸気で濁りませんでした。蒸気カットで設置場所を選ばない特性を活かすため、コンパクトなボディを実現。奥行きも約30cmとコンパクトな設計になっています。

ふっくら御膳は0.5合～2合の炊飯に適した「少量」ボタンを搭載しています。ご飯は一気に大量に炊くと美味しく炊き上がります。逆に少量のお米を美味しく炊き上げるのは至難の業です。定食屋のご飯が美味しいのは一気に大量に炊飯しているのが理由です。

ふっくら御膳では「少量」ボタンによって3合炊飯した場合とほとんど同じ食味を再現できます。一人暮らしや少人数の家庭で嬉しい機能です。

「大火力 沸騰鉄釡」は鉄とアルミを合わせた多層な金属を素材に採用しており、多層金属の採用により大火力と効果的な伝熱性、軽さを実現しています。蓄熱性は本体側に任せ、内釜をさらに軽量にしているのです。

軽量な内釜は米とぎなど、毎日の炊飯作業の負担を軽くします。「軽い内釜でご飯を炊くのがちょっとラクになる」が「大火力 沸騰鉄釡」のもう1つのコンセプトです。

ふっくら御膳は「スチーム40時間保温」を搭載しています。炊飯時に出た水蒸気を水に変えて蓄えておき、保温時にスチームを送り込み、ご飯の変色や乾燥を防ぎます。

保温には長時間保温に向いた「保温低」と12時間以内の短時間の保温に向いた「保温高」があり、シーンや保温時間に応じて切り替えて利用可能です。いつでも美味しいご飯を保温しておき、食べられるのは嬉しいポイントです。

ふっくら御膳の液晶パネルは大きめにデザインされており視認性が高いです。小さなスマートフォンくらいの大きさの液晶パネルと、大きめの操作ボタンを搭載しているのが「ふっくら御膳」の特徴です。高齢者や目が悪い人でも、この視認性なら操作に迷いません。

デメリットは戻るボタンが搭載されていない点です。メニュー選択で間違えたときに戻るボタンがないので、再操作する必要があります。

ふっくら御膳のシンプルな形状とデザインは、どんな台所でも調和します。蒸気カット機能が搭載されているので、棚などにも設置できるのは他の炊飯器にはない特徴です。

奥行30cmほどのコンパクトなボディは、収納する場所を選びません。設置場所や収納場所に困らないのは、毎日利用する炊飯器にとって重要です。

ふっくら御膳はレッド、ホワイト、ブラックと3種類のカラーがリリースされています。台所に合わせてカラーを選んでください。

ここでは2022年と2023年に発売された、最新のふっくら御膳の情報を紹介します。どちらも注目のモデルのため、ぜひチェックしてください。

現在販売されているなかで一番新しいモデルが、RZ-W100GMです。こちらのモデルから加わった機能は、日立のコネクテッド家電対応アプリ「ハピネスアップ」との連動です。炊飯後に感想を登録しておくと、次回「わがや流」コースで炊飯したときに好みの仕上がりにしてくれる優れものです。

新米・すし飯・冷凍ご飯コースも搭載されているため、ニーズに合った炊き方ができます。またアプリ専用のメニューも選べるのも魅力です。炊き込みご飯・煮物なども作れるため、メニューの幅が広がります。

2022年7月に発売開始したモデルが「RZ-W100FM」です。京の米老舗「八代目儀兵衛」が理想としている「外硬内軟」の炊き上がりを再現しているのが特徴です。

ほかの特徴も紹介しますので、自宅のご飯にこだわりたい方は内容をチェックしてください。

新たに搭載された「極上新米コース」は「八代目儀兵衛」の技を取り入れ、圧力加熱のかけ方を工夫し浸し・スチーム蒸らしの時間を調整。水加減が難しい新米も、いつも通りの水分量でおいしく炊けます。

「RZ-W100FM」ではスチーム保温のスチーム放出時間が長くなりました。スチーム保温は炊飯中に発生する蒸気を「給水レス オートスチーマー」にためて、保温時に送り出されます。これによりご飯がしっとりとした状態に仕上がります。

お米が美味しくない原因は、保存方法に原因がある場合もあります。長期間常温で保管してしまうとお米が乾燥して酸化してしまい本来の甘味や旨味が落ちてしまうのです。

おすすめとしては、密閉できる容器で湿度と気温が10～15度程度の低い場所に保管することです。また、匂いの強いもののそばで保管してしまうと匂い移りの原因になることもあります。

美味しいお米にこだわる場合は、短い期間で食べ切れる量をこまめに買うことをおすすめします。

美味しいお米の洗い方は、最初はたっぷりの流水で研ぐことです。2杯目以降は、少量の水でお米を押すように研ぎます。最近では、精米技術の進歩で精米後にあまりヌカが残っていないことも多いので水が透明になるまで研ぐ必要はありません。

また、洗い終わった後にザル上げをする必要はありません。ザル上げをしてしまうと乾燥の原因になるのでしないように気を付けましょう。

お米を洗い終わったら冷蔵庫でお米を水に浸水させましょう。これを「浸漬（しんせき）」と呼びます。時間としては30分から1時間程度です。これをすることで水がお米の隅々までに行き渡り、ふっくらと炊きあがります。

温度は低いことが好ましいので冷蔵庫で浸漬させるのがおすすめです。

蒸らしも、お米を炊くうえで欠かせません。炊飯が終わったらすぐに、炊飯器のフタを開けずに10から20分程度の蒸らし時間を設けましょう。これにより、ふっくら感を強くすることができます。

しかし、最近の炊飯器では、蒸らし時間を終えた後に炊飯ブザーが鳴るタイプもあるので必要がないこともあります。

蒸らし時間を終えたら、お米をかき混ぜましょう。このときのポイントはお米を潰さないように釜の底から大きくしゃもじでかき混ぜることです。これを「しゃりきり」と呼びます。

「しゃりきり」をすることで余計な底の水分を飛ばし、味を均一にできます。また、保温しても美味しいままのお米が楽しめます。

お米の炊飯時にちょい足しすることで、お米をより美味しく炊けるアイテムがいくつかあります。代表的なものは、ハチミツ・昆布・氷です。

スプーン1杯程度のハチミツは甘みをプラスしてくれて、昆布は炊飯前に一枚を釜に入れておくことではだしの旨味が出て美味しく炊けるためおすすめです。

一方で氷は、沸騰するまでの時間を長くすることでお米のでんぷんを糖化して甘みを引き出してくれます。しかし氷を入れる場合は水の量を調節する必要があります。

マイコン式とは内釜の底部にあるヒーターによって、内釜を加熱する方式です。釜底からの加熱のみになるため、底部と上部の温度ムラが生じやすくなります。

少量を炊飯するケースでは温度ムラが生じにくいため、ふっくらとしたご飯が炊飯可能です。しかし数合以上のご飯を炊くケースでは、温度ムラが生じて炊き上がりもIH式やガス式に劣ります。

一人暮らしや少人数の家庭で、1合程度の炊飯しかしないならリーズナブルでおすすめの加熱方式です。マイコン炊飯器についてもっと知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

IH式は電磁誘導加熱によって、内釜全体が発熱して効率よく加熱できます。マイコン式より火力が大きく、お米のα化を促進させるので美味しいご飯が炊き上がります。また内釜全体が過熱するためムラなく均一に熱が伝わり、お米の一粒一粒をしっかりと炊き上げられるのです。

IH式はマイコン式と比較して値段が高く、安い製品でも1万円前後の値段です。高いものだと10万円も珍しくありません。しかし炊き上がりはIH式が断然、マイコン式より上で、電気炊飯器で美味しさを求めるならIH式がおすすめです。IH炊飯についてもっと知りたい方は下記の記事が参考にしてください。

ガス式の炊飯器は名前の通り、ガスによる火力で加熱する炊飯器です。電気炊飯器とは異なり、コンセントへの接続ではなくガス栓に接続して使用します。炊飯器の中でもっともご飯が美味しく炊けると言われているのがガス炊飯器です。

IH式ではムラなく加熱できますが、その火力に限りがあります。ガス式はIH式よりさらに高い火力で、一気にご飯を炊き上げられます。価格面では数万円の製品が主流であり、マイコン式ほど安価ではありません。ガス炊飯についてもっと詳しい情報が知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

高い炊飯器には「エコ炊き機能」が搭載されている製品も多いです。エコ炊きは名前の通り、省エネで電気代が安くなる炊飯や保温モードです。たとえば炊き上がりの後の保温では、通常のモードに比べて温度が低めとなります。

ボタン1つで省エネができて電気代も節約でき、高い炊飯器でもエコ炊き機能が搭載されていれば、ランニングコストが安く上がります。

炊飯器にとって保温機能はとても重要です。炊き上がったご飯を、すぐに食べられるだけではありません。冷えたご飯をたため直すと、じつはご飯の美味しさが逃げてしまいます。この観点からも保温機能は、美味しいご飯とは切っても切れない関係です。

最近ではスチーム保温や、保温温度の調整などの機能を搭載した炊飯器もあります。保温機能にこだわっている炊飯器は、ほとんどが高い炊飯器です。

ふっくら御膳は数万円台から購入できる、日立こだわりの炊飯器です。毎日の食事を美味しく食べるには美味しいご飯が不可欠ですよね。本記事を参考に、自分の理想に合った炊飯器を選びましょう。