【リセット方法も】パナソニック炊飯器で「U-12」エラーコードが出たときの対処法

パナソニック・ナショナルの炊飯器は、クオリティの高さで一定の評価を受けている調理家電ですね。それを使っていたときに、液晶画面に「U-12」といったエラーが表示された経験はありませんか？どのように対応していいか分からず、困った方も多いですよね。

「U-12」は、炊飯器のセンサーが温度の異常を検知したときに起こるエラーで、炊飯中に起こるとご飯を正常に炊けない場合があります。これ以外のエラー表示についても、原因について的確に把握し、適切に対応しないと同じエラーを何度も繰り返す事態になります。

この記事では、パナソニックの炊飯器のエラー表示の原因とリセット方法について解説します。炊飯中のエラーにより上手く炊けなかったご飯の活用法についてもご紹介しますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。

同じパナソニックの炊飯器でも機種によって炊飯器にあるセンサーが異なりますが、ふた加熱板・釜底センサー・ふたセンサー・水容器センサー・蒸気センサーに異物や汚れがついていると「U-12」のエラー表示と共に安全のために機能を停止します。

炊飯中にエラーが起こると、お米が釜底に焦げ付いたり、お米の芯が残ったままになったり、べちゃべちゃの状態のご飯になったりする場合もあります。また、お米の量に対して水の量が多い場合にも、「U-12」のエラー表示と共に炊飯を中止する場合があります。

「U-12」のエラーが起きた際、リセット方法も気になりますよね。さらに、エラーが起きないようにする予防方法もあわせて以下の記事で詳しく解説しますので、しっかりと確認してください。

上記の方法で対処した後は、「取消/切」のボタンを押すとエラーがリセットされます。その後、操作を再開してください。

炊飯器を開けたふたの裏にふた加熱板がついているので、取り外してパッキン部分についている異物を取り除くようにしましょう。洗剤は台所用中性洗剤を使用しますが、洗剤に書かれている注意書きを確認するのが重要です。

また、五目ご飯・赤飯・茶粥・ケーキなど白米を炊く目的以外で使用した場合には、早めに洗うように心がけてください。

炊飯器の釜底センサー・ふたセンサー・水容器センサー・蒸気センサーは固く絞ったふきんで拭き、汚れや異物の付着がしつこい場合にはナイロン製のたわしに台所用中性洗剤を含ませて軽く磨いてから拭くようにしましょう。先にも述べましたが、各センサーの有無については取扱説明書をよく確認しましょう。

たとえば、柔らかめのご飯を好んで水の量を多めにすると「U-12」エラーが出る場合があります。基本的にお米の量に対して水が多くならないようにする必要がありますが、柔らかめのご飯がお好みであれば、あらかじめ炊飯前に水に30分～2時間浸けておくと柔らかく炊き上げられます。

逆に固めに炊きたいときは、適切な水位よりも少ない水の量にします。機種によっては、コース選択でお好みの固さに炊き上げられる場合もあるので、炊飯前に確認しましょう。

炊飯中に「U-12」エラーが起こったときの簡単な対処として、お米に芯が残っている状態ならそのまま炊飯器を使って追い炊きが可能です。上述の方法「異物を取り除く」・「水の量を減らす」などでエラーの原因を取り除き、「取消／切る」ボタンを押してから「炊飯」ボタンで追い炊きするとなんとか食べられる状態にできます。

その際、再炊飯前におおさじ1杯の日本酒(お米4、5カップに対して)をかけると、2度炊き特有の臭いを抑えられます。アルコール分は熱で飛ぶので心配ありません。その他にも手間はかかりますが、よりおいしく炊ける方法や別の再利用法についても以下に紹介します。

炊飯器以外の方法で炊き直す方法として、蒸すとよりおいしくできる場合もあります。蒸し布にご飯を包み、蒸し器で蒸しましょう。炊飯器の再炊飯とは異なり、途中でふたを開けても大丈夫なので、お好みの柔らかさになっているかを確認しながら蒸し上げられます。

蒸し器がない場合は、電子レンジを使う方法もあります。容器にご飯を移しお米1合に対して大さじ2杯程度の水をふりかけて加熱しましょう。これも途中で固さを確認できますが、さらに加熱する際には水をふりかけてください。

先述したような芯が残って固いお米の場合は炊き直しで柔らかくできますが、柔らかくなりすぎたご飯は元には戻せません。その場合は、他の料理にアレンジしましょう。全粥・おじや・雑炊・団子など、柔らかさと粘りのあるでんぷん質を利用したアレンジ料理がおすすめです。

変わったものでは、団子状にしたご飯に片栗粉をつけ、溶き卵とパン粉をつけて油で揚げるライスコロッケもアリです。炊飯器でのご飯が上手くできなかったときのレパートリーを持っておきましょう。

今回はパナソニック炊飯器のエラー「U-12」について紹介しましたが、もちろんエラーはこれだけではありません。エラーコードとその内容について以下に簡単にご紹介しますので、「U-12」以外のエラーが出たときは参考にしてください。

パナソニックの炊飯器において「U」で始まるエラーコードは、本記事で紹介した「U-12」と同様に一般家庭ですぐに対処可能な内容です。

一方、「H」で始まるコードは機械や部品の内部の異常や故障が多く、一般家庭での対処は難しいです。販売店かパナソニックの修理サービスに相談しましょう。

炊飯器で再加熱をした後、フタを開けようとしても開かない場合があります。突然こんなトラブルが起きると焦りますが、ロックがかかっている可能性があるので確認しましょう。ロックされていた場合は、「取消／切」キーを押すと解除できます。

エラーコードが何度も出てリセットできない・正常なエラーコードが表示されない場合は、リコール対象になっている可能性もあるため一度確認するのがおすすめです。パナソニック炊飯器のリコール情報は、パナソニックホールディングス株式会社の公式ホームページにある「商品の安全に関する大切なお知らせ」に記載されています。

下記のリンクからページを表示すれば商品カテゴリーごとに確認できるため、チェックしたい項目から探してください。

パナソニックの炊飯器のエラー「U-12」は、自分自身ですぐに対処できます。炊飯に失敗してもリカバリーは可能なので、慌てずに判断しましょう。この記事を参考に、エラー表示が起こったときも焦らず適切な対処を行いましょう。