内釜で選ぶ象印の炊飯器おすすめ17選｜フッ素加工なしの釜やはがれの保証はある？

象印の炊飯器はさまざまな性能に恵まれていて人気あります。火力を上手く活かした内釜の構造など、ご飯を美味しく炊くための作りが優秀です。テフロン加工が気になる方のために、テフロン加工なしのタイプやコーティングなしの炊飯器もあります。

内釜の特徴としてフッ素加工の有無が気になる消費者の方は多いです。フッ素加工は食材がくっついてしまうのを防ぐ効果がある一方で、フッ素樹脂から発生するガスは人体への影響が確認されています。しかし、初心者にはどれがいいのか分からない方が大半ですよね。

当記事では、内釜で選ぶ象印のおすすめ炊飯器を紹介します。その他にも、フッ素加工なしの内釜や特徴なども紹介するので必見です。本記事を読んで、購入する際のポイントとして参考にしてください。

象印のなかでも高級炊飯器にだけ使用されている「極め羽釜」は、名前のとおり、昔の日本でご飯を炊いていた「羽釜」をモデルに、炊飯器でも直火で炊いたご飯の美味しさを再現するために開発された内釜です。

釜全体に熱が伝わるように、既存の内釜に比べて幅広・浅めの形状が特徴です。さらに最新機種の羽釜は底面に角度をつけた効果で、釜内部で複雑かつ激しい対流が起こり、お米をかき混ぜる役目を果たしているのです。

また、内釜の外側には「鉄器コート」を施して発熱効率をあげ炊きムラを防ぐ工夫もされています。この「極め羽釜」開発終盤では、合計で1トンものお米を炊き試食されました。そんな象印の粋を集めた「極め羽釜」は、ワンランク上のご飯を味わいたい方におすすめです。

象印の炊飯器「炎舞炊き」の強い火力を活かすために開発された内釜です。熱伝導を伝えやすいアルミと蓄熱と耐久性にすぐれたステンレスの間に、発熱効果・蓄熱性が高い「鉄」を挟んで内釜の性能をアップさせました。

また、内釜のふちに厚みを持たせ外部に熱が逃げるのを防ぐと同時に、熱を伝えやすい設計をしており、より「炎舞炊き」の火力を逃がさず美味しいご飯を炊ける工夫が凝らされています。最高級のご飯を試したい方はぜひ試してみてください。

象印では、旨味をプラスするため釜の内側にプラチナコーティングをほどこしました。プラチナの触媒作用で、弱アルカリになった水がお米表面のたんぱく質を分解させます。それによって水に溶け出た甘味成分が、お米の中心部に浸透しやすくなります。

これがプラチナコート内釜で炊いたご飯の、甘味と旨味が増す仕組みです。また、プラチナコートを内釜だけでなく、炊飯器の内蓋にもほどこした機種もあります。さらに、外側に鉄器コーティングされたものもあるので、選ぶ際にはよくチェックしましょう。

象印の炊飯器は、スタンダートなマイコンタイプ炊飯器には「黒厚釜」を採用しています。厚さ2.5mmの丈夫な厚釜が、お米をふっくらと炊き上げます。また、一部のIH式炊飯器には「黒まる厚釜」が使われていて、内釜洗米可能です。

黒まる厚釜の特徴は、名前にもあるとおり丸味を帯びた底部にあります。底の丸味で熱が伝わりやすく、炊飯時に対流しやすい仕様です。黒厚釜、黒まる厚釜が搭載された機種はお手頃価格で美味しいご飯を求める方に最適です。

炊飯器のなかでも使用する頻度が高い内釜は使用すると徐々に劣化していくため、できるだけ丈夫な内釜の炊飯器を選びたいものです。内釜の厚さや内釜で直接洗米ができるかどうかなど、内釜の性能は購入時にチェックしましょう。

どこの炊飯器メーカーであっても美味しいご飯が炊けるよう、さまざまな工夫を凝らしていますが内釜の開発もその1つです。今回紹介している象印の炊飯器であれば、昔ながらのお釜で炊いたご飯を再現する「羽釜」や、プラチナの触媒作用を採用した「プラチナコート」が採用されています。

また、同一のメーカー内であれば別の炊飯器の内釜をそのまま使えることができるため、互換性の有無を事前にチェックしておくことも重要です。

このように、各メーカーごとに炊飯器の内釜には特徴があります。炊飯器を選ぶ際には、内釜の性能を確認すれば、より好みのご飯が炊ける機種かどうかを見極める材料になります。

内釜の種類によって炊飯器本体の価格も違います。高性能で最新の内釜を搭載している新機種の炊飯器は、やはり価格は高くなります。どの内釜が採用されているのかによって、おのずと炊飯器本体価格も決まってくるので、購入の際には値段も確認してください。

電気炊飯器の多くは、ご飯の焦げつき防止として内釜にフッ素樹脂加工が施されています。しかし、経年劣化や扱いによってはフッ素樹脂がはがれてしまう場合もあります。もし、炊いたご飯にはがれたフッ素樹脂が混じっていたら、体に影響がないか気になるところです。

実は、はがれたフッ素樹脂が万が一口の中に入っても、体内には吸収されず排出されるので体には害はありません。しかし、真っ白なご飯に異物が混ざっていたり、ご飯が内釜にこびりついたりするのも嫌ですよね。

そんなときは、内釜のみで別売りしているので購入可能です。np-be10・np-vc10・np-vd10・np-vq10といった型番をしっかり確認しましょう。

内窯のコーティングが剥がれた際に保証してもらえるのか気になっている方も多いでしょう。残念ながら象印の公式ホームページには明確な記載がありません。3年以内であれば保証してもらえる場合もあるようなので気になる方は問い合わせてみてください。

人体への影響が気になるフッ素加工ですが、フッ素加工なしの内釜が搭載されている炊飯器はあります。しかし、取り扱いは少ないので選択肢が限られるのについては留意しておきましょう。多くの炊飯器にはフッ素加工が使われていますが、誤った使い方をしなければ大丈夫です。

フッ素加工の炊飯器を避けたい場合には、バーミキュラでフッ素加工なしのものが販売されているので、検討してみてください。また、土鍋でお米を炊く選択肢もあります。ただし、これらにはくっつきやすく保温ができないデメリットがあります。

象印ではフッ素加工なしの電気圧力鍋が発売されています。電気圧力鍋でご飯を炊けるのに対して炊ける量が少なめ・水加減が難しく炊きあがりにむらがあるなどデメリットもあります。炊飯器で炊く方がおすすめですが、どうしてもフッ素が気になる場合は代用品としてはありです。

象印の炊飯器は、1万円未満のお手頃価格のものから10万円前後と高額な機種までさまざまです。そんな高価格帯機種の内釜には、多くの場合「保証」がついています。これは、内釜のフッ素コートがはげた場合、保証期間内であれば無償で交換してくれるシステムです。

しかし、保証期間が過ぎたり、一部の内釜の保証がない機種や落として変形させてしまったりした場合は、無償交換はしてもらえません。内釜がだめになっただけで炊飯器を買い替えるのはもったいないですよね。

そんなときは、内釜だけを購入もできます。ただし、一部の低価格帯の機種には保証がなかったり、内釜の販売がなかったりする場合もあるのでよく確認してください。

種類が豊富な象印の炊飯器は機能や価格帯などが幅広く、どれを選べばいいか迷ってしまう場合もあります。そんな象印炊飯器の選び方の中で、今回は内釜に注目してみました。内釜の種類によって本体機種も変わるので、象印の炊飯器を選ぶ際の参考にしてくださいね。