買って良かったおすすめ炊飯器20選｜メーカーや口コミも！

家電の情報をネットで調べると、高い確率で「買って良かった」「買って後悔した」といった口コミが目に入りますよね。これらを左右する大きなポイントは、ズバリ「価格に見合う満足度」です。

炊飯器の場合も理屈は同じ。価格相応においしいご飯を炊くことができ、しかも生活のリズムや生活環境にマッチした機能が付いていれば、後悔することはありません。そこで本記事では、炊飯器を買う際に後悔しないよう役立つ情報をまとめてご紹介します。

炊飯器の特徴・選び方・おすすめ商品をチェックすれば、きっと満足のいく買い物ができるでしょう。ぜひ最後までお読みいただき、買って良かったと思える1台を見つけてください。パナソニックや象印など、人気メーカー情報も必見です。

買って良かったと思える炊飯器のポイントは、価格と欲しい機能のバランスが取れていることです。買い物で満足を得られるのは、価格と期待に見合った機能・性能の商品を購入できた時ですよね。

炊飯器の場合、何といってもご飯がおいしく炊けることが大切ですが、価格の安い機種は炊きムラが生じやすく機能面も不足しがちです。一方、多機能なものはその分価格が高くなってしまいます。

普通にお米が炊けるお財布に優しい炊飯器がいいのか、それとも多少高価でもこだわりの炊き分けや細かい保温など高機能を搭載した炊飯器が欲しいのか、どちらを求めるかによって「買って良かった」と思える炊飯器は異なります。

炊飯器のサイズ次第で、同じ分量でもご飯の味わい・炊きあがりは変化します。たとえば5.5合用炊飯器の場合、0.5合や1合といった少量の炊飯が得意ではありません。おいしく炊けるサイズを選ぶには、生活スタイルや世帯人数から絞り込むアプローチが有効です。

＜炊飯器のサイズと世帯人数の目安＞

• 3合炊き：1～2人家族
• 5～5.5合炊き：3～5人家族向け
• 1升炊き：5人以上の大家族・食べ盛りの子どもがいる家族向け

マイコン炊飯器は、内釜の底部分にヒーターを取り付けたタイプです。最も熱い箇所が内釜の底に集中するため、お米や水の分量によっては炊きムラが生じます。また、水分の維持が苦手で乾燥に弱く、長時間の保温には適しません。一方で構造がシンプルなためコストが安く、リーズナブルに購入できるメリットがあります。

IH炊飯器は電磁誘導加熱技術を利用してお米を炊くタイプです。外釜に取り付けたコイルから熱を内釜に伝えて炊飯します。釜全体が熱せられるため、お米全体に均等に熱が伝わってムラのない炊き上がりになります。

保温・炊き分けなど、搭載機能も豊富です。マイコン式と比べると価格は高いものの、圧力IH式よりもかなり安く、コスパに優れています。

圧力IH式はIH式をベースとしつつ、炊飯時に圧力を加えながら加熱する方式です。100℃以上の超高温で加熱するため、IH式よりもさらに甘みや旨味の強い味わいを実現します。味わいだけでなく食感にも違いは生まれ、もっちりと弾力のある仕上がりになります。

圧力IH式で炊いたご飯は冷めても弾力や水分が逃げにくいため、作り置きやお弁当のご飯にも適しています。なお、各メーカーの先端技術が投入されるため製造コストが非常に高く、販売価格は5～10万円程度が一般的です。

ご飯の炊きあがりは、内釜に使われている素材によっても左右されます。内釜の主な素材と特徴は下表の通りです。

炊飯器を快適に使うためには、基本の炊飯機能だけでなく便利な機能が備わっていることも大事なポイントです。代表的な機能をまとめたので、下表を参考にお役立てください。

炊飯器は長期間、毎日使用するものです。そのため、お手入れの手間が少なく衛生的に使えるものがベストです。炊飯器の一般的な手入れの要領としては内蓋と蒸気部分の蓋を取り外し、個別に洗浄します。

機種によっては、水容器・循環タンクといったパーツを別途手入れする必要もあります。パーツの点数が多くなるほどお手入れと管理は煩雑になるため、長期使用することを前提によく検討しましょう。

キッチンに常駐し存在感の大きい炊飯器には、インテリアとしての側面も見逃せません。キッチンのインテリアに調和する、馴染みやすいデザインを選ぶことも大事なポイントです。

最近はおしゃれで高級感のある炊飯器が多くなってきました。蒸気カット仕様でコンパクトに設計されたモデルであれば、狭い空間でも問題なく使用できます。機能・デザインともに、部屋の環境に適合したタイプを選ぶのがおすすめです。

パナソニックは象印・タイガーとともに、炊飯器業界のトップ3メーカーとして名を連ねています。IH炊飯器の主力商品で採用している「おどり炊き」は、「大火力おどり炊き」「可変圧力おどり炊き」の2種類に分かれるのが特徴。

一部の上位機種に搭載されている「Wおどり炊き」は、2種類のおどり炊きを組み合わせた高度な炊飯技術です。

キッチン家電で有名な象印は炊飯器の品質も優れており、特に独自技術の「炎舞炊き」を搭載した上位機種が人気です。「炎舞炊き」とはかまどご飯の炊きあがりを分析し、かまどの炎の揺らぎに注目して開発された技術です。釜の中に温度差を生み出すことで、激しく複雑な対流を起こして炊き上げます。

タイガーの炊飯器は、内釜の品質にこだわりがあるのが特徴です。業界で初めて土鍋釜を採用したほか、本来IHに適さない土鍋釜を商品化した点でも高い評価を受けています。

タイガーの「土鍋ご泡火炊き」は、土鍋ご飯に限りなく近い味わいを目指して開発された独自技術。土鍋素材を最大限活かし、金属の3倍～4倍に相当する温度の遠赤外線を発生させ、料亭さながらの仕上がりを実現します。

東芝の炊飯器は、真空と圧力をかけて炊き上げる「炎匠炊き」を搭載した上位機種が人気です。お米の空気を抜いて芯まで吸水する「一気ひたし」と、高温でお米の芯まで熱を通す「圧力炊飯」を組み合わせ、ごはんの旨みを引き出します。独自の真空IH技術により、お米の炊飯時間を短縮できる点も高ポイントです。

日立の炊飯器は、高火力・圧力でお米をふっくら炊き上げる「極上ひと粒炊き」搭載モデルが主力です。お米にストレスをかけずじっくりと吸水させ、加熱後に残った余分な水分をしっかり飛ばし、高温を維持したまま蒸らすのが特徴。鉄釜を得意とする点でも知られています。

三菱の炊飯器は、内釜に熱伝導性に優れた炭釜を扱っているのが特徴です。主力モデルは本炭釜・炭炊釜の2種類で、2006年リリースの「本炭釜」は純度99.9%の炭素素材を使用し、職人の手作業により開発されました。直火による高火力と炭ならではの遠赤外線効果により、お米の芯までしっかりと火を通せるのが魅力です。

アイリスオーヤマの炊飯器は、瞬熱真空釜を採用した圧力IHタイプが人気です。業界初のヒートパイプ技術を活かし、二重構造の真空釜で瞬間加熱を実現。短時間でかまどご飯さながらの炊きあがりを提供します。コストのかかる圧力IH炊飯器であっても、他メーカーよりリーズナブルな点も好評です。

不相応にサイズの大きい炊飯器を選んでしまうことは、ミスマッチの典型例です。仮に本体を安く購入できても電気代がかさみ、ランニングコストでは結果的に割損になってしまいます。世帯人数に応じたサイズ・容量の機種を選びましょう。

本体サイズの物理的な制約にも要注意です。特にラックを利用している場合、ギリギリのサイズではラックの枠内に収まらない可能性があります。購入の事前に容量と寸法のチェックを済ませることが大事です。

炊飯器は毎日使うものなので、長期運用を視野に入れる必要があります。せっかく高い炊飯器を購入したのに機能を使いこなせなかったり、必要以上に電気代がかさんだりするようではミスマッチです。

コスパ面の後悔を防ぐには、どのような使い方をしていくのかを前もってシミュレーションすることが大切です。たとえば、まとめ炊き・長時間保温するパターンや、毎食炊飯するパターンなど家庭の使い方を考えて、それに適した性能・機能を持った機種を選んでください。

機能も大事なポイントです。先述の通り、家庭の使い方にマッチする機能をカバーした炊飯器を探す必要があります。せっかく基本の炊飯性能が優れていても、機能が少なく使い勝手が悪ければ魅力半減です。

たとえば、多忙な世帯にはタイマー・時短炊飯といった、時間管理に関するオプション機能の豊富な機種がおすすめです。ストレスを感じさせない、便利機能が揃った機種を選びましょう。

本記事では機種の選び方・メーカーの特徴など、買って後悔しないために役立つ情報をまとめました。「買ってよかった」と思える炊飯器を選べば、毎日の食事がより楽しくなります。満足のいく炊飯器を買うために、ぜひ本記事を役立ててくださいね。